個性的な読書記録

とある読書好きの人間が徐に読書日記を書くブログ

大学生がオンライン家庭教師してみた率直な感想

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コロナ渦と言われるこのご時世。

様々な職種が今まで通りの形態での業務に支障をきたしています。

医療従事者やその他、実際に対面でしか出来ない仕事以外は軒並みオンラインでリモートワークに変更になっている人も多いのではないでしょうか?

 

その波は、大学生も受けています。

大学での授業は全てオンライン授業、バイトも減らされたりオンラインになったりしています。

私が勤めているバイト先は全てオンラインで完結しているため、コロナによりシフトが減って収入は運よく減らなかったです。

 

そこで、今回は私のバイト先の1つであるオンライン家庭教師について率直な感想をまとめてみます。

(具体的なバイト先の企業名や生徒の個人情報は伏せております。)

オンライン家庭教師の動機

オンライン家庭教師をする前は、普通に生徒さんのお宅に伺って教えるいわゆる家庭教師を会社を通じて派遣されバイトをしていました。

そこで、お宅に通うまでの通勤時間が意外にもったいないなーと漠然と思うようになって、

オンラインだと通勤時間0秒やん!

ということで、始めました。

しかし、オンラインなので勝手がよく分からない不安も同時にありました。

研修とかは?

最初にフォームで自分の履歴書のようなものを書きました。

その後家の近くの登録地に行き、軽く用紙に必要事項を記入し

(めんどくさかった、行く意味を感じなかった…)

最後にオンライン面接がありました。

担当の方から1時間程度、志望動機や塾講師の経験の有無など訊かれた後に、

オンライン家庭教師の概要やネット環境(zoomの使い方)などについて説明を受け終了。

 

その後LINE登録などをして案件をLINEやメールを通じてお知らせが来て、

良さそうな案件に応募するという形です。

気になる時給は?

1時間1400円です。

時給は普通に良い方だと思います。

しかし、授業時間は大体60-90分なので一回の授業でたくさん稼ぐことは難しいです。

生徒を5人以上持つと5万円は超えるかなといった印象です。

一日でがっぽり稼ぐよりかは小まめに何回も教える形になると思います。

実際に教えてみて

実際に教え方の指導や研修はなく、いきなり生徒さんとに教える形です。

(大体、家庭教師の会社は教える部分に研修がありません)

メールで生徒さんの情報を元に、事前にメールでやり取りをして、自己紹介をしたりzoomのIDとPasswordを送ったりしました。

 私は英語担当になりました!

初回授業は、めっちゃ緊張したのですが、たまため家の近所の人でめっちゃ盛り上がりました。

雑談や自己紹介の後、高校生なので志望校などを色々と聞いて、学校の問題集の質問対応や会社で配られているテキストを一緒にやりました。

 

今でも、その人を教えていて最近では大学の過去問や配られているテキスト、適宜自分が高校生の時に使っていたテキストを使い授業しています。

最近では、大体ぴったしか10分程度延長して授業を終わることができていますが、

以前は時間管理が上手くいかず延長ばっかりしていました。(本当に申し訳ない…)

 

だいぶ60分間で何ができるのかを考えながら授業できてきたかなーと思っております。

 

感想

教える面での対面とは違ったオンライン家庭教師の難しい部分は、

生徒のノートが見えなかったり、画面越しだとどうしても距離を感じてしまったりする所です。

生徒のノートから色々な情報を受け取って、どこが分かっていないのか、分かっているのかが把握できるのですが、それが難しい。

ということで、口頭で答えを言ってもらうスタイルにしています。

普通の家庭教師と比べると口数多いかもですが、ハキハキとした生徒さんなのでいつも活気のある授業になっています。

また、画面越しだとどうしても距離が生まれるので最初と最後の3分ぐらいは雑談をして和ませてます。

その後、復習テストをしたり単語の問題をしたり過去問をしたり英作文をしたり文法をしたり、、内容も変えながら満遍なく

志望校の大学の入試問題に出ない長文読解やリスニング以外を勉強してます。

オンライン家庭教師のやりがい

実際には会わないからこそ、影響を与えにくいと感じるかもしれませんが、

オンラインだからこそ出会えた生徒さんに教えることで、講師側の自分にも刺激のある時間が得られたと思います。

生徒の性格を汲み取って、生徒に合わせた教え方を変えられる先生でありたい

オンラインで誰かに役立つバイトも素晴らしい仕事だと自負しながら日々、試行錯誤しながら教えてます。

 

また以下の記事もオススメですー!

ぜひ読んでみてください!

kobayashinitya.hatenadiary.com

 

中国語検定3級のために勉強した参考書を全部紹介します!

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 今回は第102回の中国語検定試験で3級を取得したので、今まで勉強した「中国語勉強軌跡」を語りたいと思います。 

そもそも中国語検定試験とは?

中国語検定試験とは、日本人(日本語を母国語とする人)で中国語を勉強している人が対象の試験です。

そのため、試験問題は日本語で書かれていたり、日本語を中国語に和訳したりする問題があります。

準4級、4級、3級、2級、準1級、1級の6つの段階があります。

英検と違うので少しややこしいです。

 

大体のレベルは、中検のホームページで問題や過去問が掲載されているのでそちらを解くと分かります(解いたことはありませんが、、)

かんたんレベルチェック | 中検 | 中国語検定試験

 

他のブロガーさんが丁寧に説明してくれてますので、そちらも参考にしてみてください!

kazuuiword.hatenablog.com

私が今回受けて合格したのは3級ですが、大体のレベルは1年間ほど真面目に第二外国語レベルで勉強したらギリギリ受かるか受からないかぐらいのレベル感らしいですー!

(私は大学ではドイツ語を強制的に勉強しましたが、1年間続けても真面目とは程遠いほどの勉強量だったためからっきしです…)
試験概要 | 中検 | 中国語検定試験

きっかけ

高校2年性の時に、選択科目に中国語があったことがきっかけでした。

どこから勉強すればいいのかもさっぱり分からなかった自分にとって「ちょっと変わった勉強をしてみたい」ということで参加を表明。

そして、会話と文法と週に2回ほどの授業を受けました。

その時に、中検準4級を受けて合格しました。

直前に文法を詰め込んだだけの人間でしたが、準4級はハードルが低く、

知らない単語だらけでしたが、最悪自分で単語を創作して提出しました。

リスニングも簡単なピンイン(拼音)や単語しか聞かれなかったのと選択式の問題であったため自信が無くても当たることがあります。

だから、何とかリスニングと筆記と合計で8割を超えることができました。

 

その時に、授業で使っていた参考書は次の2つです。

books.rakuten.co.jp

www.kinokuniya.co.jp

この参考書は、あんまり有名ではないですが、サイトでいつでも音声を聞くことができるのでとても便利です!

最初は、発音にとても苦労して2ヶ月ぐらいほぼ発音だけを勉強して、現在は寝ぼけていてもピンイン(拼音)を読むことができます。

この基礎の勉強は、授業を受けたことによって今でも学習を続けられているのかなーと実感しています。

また、会話の中国人の先生がいつもめっちゃ美味しいお菓子を配ってくれて、

「マジで中国人優しいやん」

と思って、中国人のイメージ爆上がりで良い印象を最初に植え付けられたことも続けられている理由の一つです!

(何事も初対面の印象が後々大きく変わってきますよね!私も良い印象を与えられるような人になりたいです…)

マスター中国語 – 中国語学習サイト

 試験直前に自主的に下の問題集や過去問を解きました。

CD2枚 赤チェックシート付 絶対合格!中国語検定4級・準4級頻出問題集

CD2枚 赤チェックシート付 絶対合格!中国語検定4級・準4級頻出問題集

  • 作者:廖 八鳴
  • 発売日: 2013/04/25
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

 この参考書はとても勉強しやすく、特に文法(並び替えの問題)を復習しました。

これにより、感覚としては10点ぐらい点数が上がったかなと思います。

大学受験で中断

大学受験で1年ほど全く中国語を触れませんでした。

しかし、時々ふとした瞬間に中国語の単語がよぎったことがあります。

あれほど、直前に中国語の例文を見たからなのかもしれません!

 

大学受験後

久しぶりに暇になって、ふと書店に行くとたくさんの中国語関連の本がありました。

もう一回、勉強を再開してみようかな

そう思って買った本が中検4級です。

また、ネットで調べてCCLessonというオンラインで中国人から中国語を習えるサイトに登録して、毎日25分程度話し続けました。

 この本は、一番有名そうという事だけで手に取って買った本です。

4級からは長文読解があるので面食らいました。

最初はさっぱり分からなかったので、とりあえず文法だけを詰め込んで勉強していました。

特に4級を受けようという気持ちはまだ無かったのですがとりあえず勉強だけは続けてみようという形で勉強していました。

www.cclesson.com

めっちゃ優しく接してくれる先生ばかりで、当たり外れも多少はありますが気に入った先生を何回も予約していたため楽しく勉強できました。

大学1年生

相変わらずCClessonで中国語を毎日25分程度話したり、その時に一緒に問題を解いてもらったりしました。

その中で4級と3級をダブル受験してみようと思い始めるようになりました。

半年ぐらい勉強していると4級に受かる自信がついてきました。

しかし、まだ3級は難しいな…とも同時に思っていましたが、チャレンジという事で受けてみようと思うようになりました。

しかし、コロナもあり試験が開催されるかどうかも微妙だったので引き続き3級に焦点を絞り勉強していました。

その後、発音がグダグダだったのでとりあえず論理は一旦無視して問題を解きまくりました。

もちろん文法的な説明も必要なのですが、いつ適応できるのか?といった感覚は実際に問題を解いたり、話しているネイティブの会話を聞いて使ってみたりしながら覚える方が楽しいかなーと個人的に思ったので、問題を解きまくってました!

中検3級筆記問題徹底対策1000問ー発音

中検3級筆記問題徹底対策1000問ー発音

 

 

この頃になると、たくさんの文法的な問題が出現してくるようになったものの、問題ばかりを解いていて体系的に文法の説明がまとまっている参考書を持っていなかったことが判明しました。

中国人の先生に相談すると、文法書を1冊買った方がいいのでは?

ということだったので、文法書を購入。

完全マスター中国語の文法[改訂版] ([テキスト])

完全マスター中国語の文法[改訂版] ([テキスト])

  • 作者:瀬戸口 律子
  • 発売日: 2015/01/30
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

 この本はとてもまとまっていてこれからも使えるような高度な文法的な説明も

載っていたり、章末問題があって確認できたりするのでとてもお勧めです!

単語編

言語は単語力が命。

どんだけ文法を勉強しても、単語が分からなかったら通じません。

よって、単語は暇な折々(実際にはテスト直前しか勉強していませんでした、サボってました、、)勉強していました。

しかし、地道な努力をどうしても避けてしまい、問題を解いていてわからなかった単語を覚える程度しかしていませんでした。

もし、授業中にこの単語の中国語を言いたいと思った場合は、Google翻訳を駆使してました。

キクタンは単語だけではなく例文も載っているのでめっちゃお勧めです!

単語を覚える時には、中国語に限らず英語なども例文と一緒に覚えるに越したことはないと自負しています!

 

まとめ

今回は、備忘録的になってしまいましたが「中国語勉強軌跡」を紹介しました。

当時、中国語を勉強し始めた高校2年の自分にとっては全くの世間知らずで(今でもですが、)最初に教えてもらった先生の印象が後々のやる気に直結するという経験を中国語学習を通じて体感しました。

このことは、自分だけでもないと思うし、何も中国語だけではないと思います。

 

私も最初に会った人に対して良い印象を与えられるような人間になりたい

 

今もバイトで色々なことを教える経験をしていますが、このことを忘れずに突き進んでいきたいです。 

スーツをまとってカジキマグロを釣る変態男!〜そもそもカジキ釣りって大変なの?〜

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男性が憧れる趣味の一つとして不動の地位を築いている「釣り」
しかし、釣りと言っても川釣りなのか海釣りなのか、生簀で釣るのか海へ船を出して自然を相手に釣るのか様々な形態があるかと思います。
そこで今回は釣りの最高峰と言われる『カジキ釣り』について、スポットライトを当てて魅力を思う存分語っていきます!

カジキ釣りの魅力とは?


やはり、カジキの特徴にも通じる部分がありますが、カジキは1m以上、大型なものになると3m以上重さも100kg以上になることもあります。
そのような魚を釣ると釣りに興味のない人でも達成感が湧きます!
また、生簀ではなく自然の大海で釣り上げたという点では、とてもインパクト強い思い出になるでしょう!

 

カジキの釣り方


カジキを釣るためには、そのため用のクルーザーが必要になります。
小ぶりな魚だったら海岸から竿を投げ入れてそのまま釣ることが出来るのですが、
カジキのような大型の魚だと船でカジキがよく釣れるポイントまで移動してそこで釣り上げる釣りが一般的です。
また、クルーザーだけではなくリールなど色々な道具も揃えなければなりません。
だから、カジキ釣りをするのも費用が必要なんです。

また、リール・竿も何百キロの魚がかかっても負けないパワーが必要で、最大級の大きさです!
それが各4つ〜6つセット必要ですから、揃えるだけで150万円以上します!
中にはリール一つで50万円するものも!
これを6つと竿6本で軽く500万円かかる事もあります!

 

世界一のカジキ釣り大会とは!?


参加者たちが大海へ行き、カジキ釣りを競い合う大会。
「カボサンルーカス」(メキシコ)で開催される「Bisbees black&blue」です。
この大会はカジキ釣りに魅了されている方であれば皆知っているというほど有名なカジキ釣り大会です。
しかし、あまりカジキ釣りが一般の人々に広がっていないのが現状です。

だからこそ、この大会は「カジキマニア」にはとても人気があります。
参加するには、エントリー代金だけではなく船のチャーター代や賭け金なども必要で、総額1000万円程度というVIPしか参加できない大会です。
しかし、賞金総額は4億円と夢のある金額の賞金も用意されています。

この大会に出場して優勝することが男のカジキ釣りのロマンと言っても過言ではないでしょうか?

 

まとめ


今回はカジキ釣りについて紹介しました。
ぜひ皆さんもカジキ釣りをしてみてはいかがでしょうか?

公式インスタ:@kajiking55 

 

生前整理のやり方・することリストを大公開!メリットも紹介

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元気なうちに自分の身の回り(身の回り品から資産、人間関係など)を片付けておく「生前整理」。

遺族が行う遺品整理の労力を軽減します。

最近では、終活の影響もあり、30代から50代の若い世代で行う人が増えています。

この記事では、生前整理をするメリットと必要なリスト、生前整理をする上で重要な葬儀・供養準備の際に参考になる、

近年話題の世界一美しい供養方法「メモリアルダイアモンド」について紹介します。

生前整理が重要な理由とメリット

なぜ、若い世代が生前整理をする必要があるのでしょうか。

 

その理由は…

若いうちは引越しや子どもの独立など、生前整理のきっかけが豊富なので取り組みやすい点。 

また、身の回りが整理されると、思考や人間関係もクリアになります。

 

また、メリットは…

死後のための整理を若いうちに行うことで、生きている時間を改めて見つめ、今後の生き方に真剣に向き合えるようになります。

その結果、大切な人、必要なモノが判断でき、お金の使い方も変わり、人生を楽しく充実させることができます。 

 

また、生前整理の体験談を両親に話すことで、両親の生前整理を促すことも可能。両親と一緒に生前整理を行う人もいるそう。

 

生前整理のすることリスト

生前整理は、とても大きな片づけのため、労力と時間を要します。

そこで、まずは整理する事柄をリストにしましょう。

 

・持ち物
必要/不必要に分け、処分。迷う場合は保留コーナーを作り、移す。

 

・不動産

所有している土地や家屋など不動産のリスト化と名義人の確認。利害が絡むことも多いので、しっかりと整理することが重要。


・お金

相続する資産と生前贈与する資産に分けると便利。相続でトラブルが発生しやすい事柄のため、明瞭簡潔な整理を。

 

・デジタル

ネット上に登録しているサイトのIDやパスワードの一覧を作成し、必要ないものは解除。紛失しないよう入念に管理する。


葬式の準備

葬儀スタイルや、樹木葬や海洋散骨などの自然葬、メモリアルダイヤモンドなどの手元供養の中からどの方法を選択するかを決める。

 

オルタナティブな供養の方法「メモリアルダイヤモンド」

供養方法として、故人の遺骨や遺灰、遺髪から作製するメモリアルダイヤモンドに注目する方が増えてきています。

 

墓参りやお墓の継承をする必要のないメモリアルダイヤモンドは、現代のニーズにマッチしており、メモリアルダイヤモンドの需要は高まっているそう。

 

メモリアルダイヤモンドは、故人の遺骨や遺灰、遺髪から抽出した炭素を100% 近くまで精製し、自然環境を再現した装置で作製。

 

そのため、メモリアルダイヤモンドの特性は天然同様で、かけがえのない故人をそのまま表したように美しく輝きます。

 

メモリアルダイヤモンドは、身近で故人を弔える美しい手元供養なのです。

遺骨から作製するメモリアルダイヤモンドは価格以上の価値があります。

 

サイズやカラーによって遺骨から作製するメモリアルダイヤモンドの価格は変動しますが、遺骨から作製するメモリアルダイヤモンドの価格は285,000円から。

この遺骨から作製するメモリアルダイヤモンドの価格には、スイスのラボから日本のご自宅への送料も含まれています。

 

遺骨から作製するメモリアルダイヤモンドの価格を把握しておき、若いうちからコツコツ準備することで、親族に心配させたり負担させたりする必要がなくなります 。

まとめ

若い世代の生前整理は、きっかけも多数あり取り組みやすい点、必要不必要が明確になり、今後の人生を無駄なく円滑に歩むことができるようになる点が大きなメリット。

死後のための整理なので、葬儀や供養方法も一緒に考慮しましょう。

読みやすい文章を書くには?〜「言葉ダイエット」橋口幸生〜

 

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読みやすい文章を書きたい

 

レポートに追われている大学生やプレゼン資料を作らないといけないサラリーマンなど、

大概の人は文章を書く時に思うことだと考える。

 

しかし、明確にどうすれば良いのか漠然としていてわからないことも多い。

 

そこで、自分の読みやすい文章を書きたいという願望へ向けての備忘録的なイメージとして、「言葉ダイエット」を読んでみた。 

「言葉ダイエット」〜橋口幸生(著)

エントリーシート

就職活動をする人なら誰しもが書かざるを得ないエントリーシート

企業にいかに自分をアピールできるか、最初の関門でのある。

文面だけでいかに自分の人となりを伝えるには、文章能力が必要だろう。 

メール編

現代の情報社会では、チャットでコミュニケーションを取り合うことも増えてきているものの、依然根強く残っているメール。

しかし、いかに上手に端的に伝えられるかどうかは、メールの構成能力にかかっているのだ。

企画書編

 プレゼンテーションを行う機会は、サラリーマンだけではなく学生もあるのではないだろうか?

しかし、実際に細かくスライドをつくる作り方を教えてくれることは少ないだろう。


だからか知らないが、巷には沢山のプレゼンの指南書たるものがある。

だが個人的には、「読みやすい文章を書くスキル」を付ければ、小手先だけのプレゼン技術は必要ないと思っている。

人は、書くことと、消すことで、書いている

書くこと以上に消すことが、伝わりやすい文章を書く上で重要なことだ。

つまり、文章をいかに取捨選択出来るのかということである。

 

大事なことほど短時間で効率的に伝えなければ伝わらないため、要らない部分をそぎ落とす、つまり「言葉ダイエット」をしなければならないのだ。

難しい文章ほどヘタクソだ

難しい専門的な単語を使っているほど素晴らしい文章だと考える人もいるが、
決してそうではない。

「難しいことを難しくしか書けない」のは、筆者の文章能力がないからだ。

専門家同士の会話ならそれで構わないが、

全ての人に伝えるためには難しいことを簡単に噛み砕いていく能力が必要である。

 

では、どのように意識すれば読みやすい文章が書けるのか

それについて簡単にまとめてみた。

意識編

  1. 読んでもらえる前提を捨てる

    基本的に筆者はその文章に思い入れがあるため「その文章をきっと読んでくれるだろう」と考えるかもしれない。

    しかし、逆の立場つまり読者の立場になって考えてみよう。

    人の書いた文章は、面倒だから飛ばし読みをすることが多いのではないか?

    特に、エントリーシートはその傾向が顕著である。

  2.  発見したことや面白いと感じたことを、ありのままカッコつけず書く

    特に就職活動の時に必要なエントリーシートを書く際に、

    「どうせ話すならカッコいい成功体験を語ってアピールしたい」

     
    と考えるだろう。

    しかし実際に面接官が読みたいことは、綺麗事ではなく
    「その人しか体験できないような特別な体験」のことだ。

    いかに、ありのままにかっこ付けず伝えられるかどうかが良い文章を書くための大切な材料となるのだ。

  3. 読みやすい文章をマネる

    一番簡単な方法は、上手な文章のマネをすることだ。

    自然と自分の身に染み込むまでマネると、自分の文章自体が上手になっていくだろう。

    恥ずかしがらずに、プライドも捨てて先人のマネをしてみよう。
    しかしながら、コピペ は厳禁だ。

 技術編

  1. 一文一意で40〜60字以内に抑える

    文章が長くなりすぎると、主語と述語の関係が不明瞭になってしまうためである。

    出来るだけ端的に伝えるためには一文(40〜60字以内)で一つの内容しか書かないことがオススメだ。

  2. 修飾語禁止

    修飾語は、定義が曖昧なものが多いので読み手と書き手とで解釈が違うことがよくある。

    そうなると、トラブルの元になりかねない。

    だから修飾語は出来る限り使わないようにしよう。


    例)「洗練されたデザイン」:どんなデザインが洗練されているのか人によって考え方が違う。

  3.  カタカナ語など専門的な言葉禁止

    基本的に難しい印象を与えるカタカナ語

    多用しすぎると何を言いたいのか読者に伝わらないことがある。

    だから、簡単な日本語に置き換えることが必要である。

  4. 構造が命

    特にメールの時に問われることであるが、一つの書類やメールで内容が完結することが必要である。

    なぜなら、すぐに情報は新しくやってくるため、読者も色々な所に情報を書かれると混乱するだろう。

    だから、それを読むだけで内容が分かるよう「導入・展開・まとめ」を意識する必要がある。

  5. とにかく読みやすい大きな字で 

    プレゼンのスライドやメールで特に言えることだが、細かい字で書かれると読む気が失せるだろう。

    読んでもらうためには、大きな字の方が分かりやすい。

感想

自分は、歯学部に通っているため、歯の専門的な名称などを習うことが多い。

また、生物の専門的な言葉なども勉強している身である。

 

しかしながら社会人となって専門的な仕事をした際に、

一般人である患者にいかに専門的な言葉を使って習ってきたことを説明する能力は、
勉強が出来る・出来ないとはまた違った能力だと考える。

 

だが、最近の若者はSNSの普及により、本など長文を読む機会が減っていると示唆されている。

また、分からない単語や言葉があればすぐにググる(ネット検索をする)ことで知識を得ることが出来る。

 

しかし、そのググった知らなかった言葉を相手に伝えることは、これからも必要になってくる能力である。

 

そのためには、「いかに文章能力を向上させて相手に説明できるか」が鍵となってくる。

 

だからこそ相手に説明する能力は、著書で書かれていることを意識するとだいぶ結果が変わってくるだろう。

これからも日本語教師や家庭教師などの「教える」という経験を通じて「伝える能力」を付けていきたい。

 

参考文献 

読解力低下はSNSのせい?文章の能力が可視化される時代になっただけ!?(ABEMA TIMES) - Yahoo!ニュース

  

どうして学生は質問しないのか?〜「ものの見方、考え方」外山滋比古〜

 

今回は、「なぜ学生は質問しないのか?」というテーマで、少し学生目線から何かを教えている人へ向けてのメッセージを記していこうと思う。

(筆者は、大学生という立場であるものの塾講師や日本語教師として学ぶだけではなく教えるという立場にも立っている。
今までとは違うことに挑戦するうちに質問をすることへの難しさなどを肌で感じている。) 

ものの見方、考え方〜外山滋比古(著)

作者は、著書で「どうして学生は質問しないのか?」など幅広く教育について語っている。

その中で個人的に心に響いた内容を抜粋する。

なぜ学生は質問しないのか? 

教えている立場に立っていると、「このこと分かっている?」と質問すると大概の生徒は「はい」と答えるだろう。

しかし、本当に分かっているのかどうかは怪しいことが多い。

少しその内容を質問するとやっぱり分かっていないということもしばしばある。

そこで疑問に思う教員もいるのではないだろうか?

 

なぜ質問しないのだろうか?

この質問に対して筆者は以下のように述べている。

質問することは能力がいる。

相手の言うことに疑問を抱き質問するのは問題を解くときと別の頭の働きが必要だからだ。

質問力を身につけるには「ものごとを疑い、自分の見方、考え方を磨く必要がある。

 質問するということは自発的な意志と、創造力が必要なのだ。

しかし、今の学校教育では教員が積極的に知識を教え続ける受け身の学習が取られている。
そのような学習方法では自分の意志で質問する能力は身に付かないだろう。

このことを同じ著者の本である「思考と整理学」で、筆者は「グライダー人間と飛行機人間」という例えを用いながら今の教育では受け身の学習で創造力が身に付かないと懸念している。

 

日本語は全て全角の大きさであり、縦書きで上→下へ読めるものとして発達した?

日本語は平仮名もカタカナも漢字も全て全角のマスに収まるようになっている。

一方英語などのアルファベットは、大文字や小文字があったり「m」や「n」によって横幅が文字によって違ったりする。

日本語の漢字などは特に辺を左側に書き、その後につくりを右側に書くという上→下に書きやすい文字になっている。

 

また、よく校正を生業としている人は横書きの文章を読むときに定規で次に読む文章を隠している行為を見たことはあるのではないだろうか?

これは、横書きだと今読んでいる行からその次に読む行へ目を移す時に流れが切れてしまうことを防ぐためと言われている。

日本語は本来横書きではなく縦書き用に進化してきた。

しかし、外来語など外国の文化や言葉を取り入れて行く中で横書きの方が優れているだろうと判断されて横書きがよく使われるようになった。

数字や英文も織り交ぜながらメモしたい場合は、やはり横書きがいいと思うものの一般的な本(小説や随筆など)を読むときはやはり縦書きがこれからも主流になるだろう。

感想

自分は最近、生徒側として先生側として教育に携わる機会が多い。

だから、なかなか質問しにくい生徒の気持ちもよく分かる。

なぜなら自分自身も質問をすることには少し抵抗があるからだ。

「こんなことも分かってないのかと思われるのは恥ずかしいな」

「何から質問すればいいのか」

など考え巡らせているうちに面倒になって結局「わかってます」と答えてしまった時もあった。

 

しかし、それは凄く勿体無いことだと思う。

「分かっていないから教えてもらうのだから分かっていないことは当然だ」

と割り切ることで、今まで知らなかった知識を手に入れることが出来る嬉しさを体感してから考え方が変わっていった。

だから私は、分からなかったら些細なことでも質問しようと思っている。

そうすると、今まで分かっていたと思っていた内容でも知らない情報や知識を教えてもらえるきっかけに繋がることもあるだろう。

 

教える立場になってあまり活発に話さない生徒や外国人などと接することもよくある。

そんな生徒とは、趣味など共通のものごとを見つけてそこから会話を弾ませることで「質問しやすい環境」を作る必要があると考えている。

また、「積極的に教えすぎる」のも禁物だ

自分のペースで授業が進むと思ったら大間違いだ。

じっくり考えるタイプの生徒だったら一緒に考えて、それでも行き詰まっていたらヒントを出すなど生徒のペースに寄り添うことも重要だと思っている。

 

 

また、最近のニュースでは教育を数値化しすぎである問題が浮上してきた。

なんでもテストをして能力を数値として測ろうとしている。

その数値によって学校も塾も親も一喜一憂している傾向にある。

その結果、テストのデータを良くするために成績が良い人たちしかデータに入れない「上澄みすくい」などの不正が横行してしまい、

「ひとりひとりの能力を向上させる」という本来の教育の目的から離れていってしまっている。

 

このことを「欲ばり」な学校教育を続けるのか 平成の教育史を振り返る(妹尾昌俊)では、

学校の幅広い目標を犠牲にしてテストそのものに注力しようとするなど、ねじれたインセンティブを生むようになってしまう」

と紹介されている。

 

生徒のペースに寄り添い、テストの数値にこだわらず長い目で俯瞰して生徒を見続ける。

それらが出来るようになるためには、私自身日々勉強をしていく必要がある。

しかし、教えることはとてもやりがいのあることだと思っている。

 

今の環境を大切にしながら、様々なことに挑戦していきたいと考えている。

 

参考文献

「欲ばり」な学校教育を続けるのか 平成の教育史を振り返る(妹尾昌俊) - 個人 - Yahoo!ニュース