個性的な読書記録

とある読書好きの人間が徐に読書日記を書くブログ

スーツをまとってカジキマグロを釣る変態男!〜そもそもカジキ釣りって大変なの?〜

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男性が憧れる趣味の一つとして不動の地位を築いている「釣り」
しかし、釣りと言っても川釣りなのか海釣りなのか、生簀で釣るのか海へ船を出して自然を相手に釣るのか様々な形態があるかと思います。
そこで今回は釣りの最高峰と言われる『カジキ釣り』について、スポットライトを当てて魅力を思う存分語っていきます!

カジキ釣りの魅力とは?


やはり、カジキの特徴にも通じる部分がありますが、カジキは1m以上、大型なものになると3m以上重さも100kg以上になることもあります。
そのような魚を釣ると釣りに興味のない人でも達成感が湧きます!
また、生簀ではなく自然の大海で釣り上げたという点では、とてもインパクト強い思い出になるでしょう!

 

カジキの釣り方


カジキを釣るためには、そのため用のクルーザーが必要になります。
小ぶりな魚だったら海岸から竿を投げ入れてそのまま釣ることが出来るのですが、
カジキのような大型の魚だと船でカジキがよく釣れるポイントまで移動してそこで釣り上げる釣りが一般的です。
また、クルーザーだけではなくリールなど色々な道具も揃えなければなりません。
だから、カジキ釣りをするのも費用が必要なんです。

また、リール・竿も何百キロの魚がかかっても負けないパワーが必要で、最大級の大きさです!
それが各4つ〜6つセット必要ですから、揃えるだけで150万円以上します!
中にはリール一つで50万円するものも!
これを6つと竿6本で軽く500万円かかる事もあります!

 

世界一のカジキ釣り大会とは!?


参加者たちが大海へ行き、カジキ釣りを競い合う大会。
「カボサンルーカス」(メキシコ)で開催される「Bisbees black&blue」です。
この大会はカジキ釣りに魅了されている方であれば皆知っているというほど有名なカジキ釣り大会です。
しかし、あまりカジキ釣りが一般の人々に広がっていないのが現状です。

だからこそ、この大会は「カジキマニア」にはとても人気があります。
参加するには、エントリー代金だけではなく船のチャーター代や賭け金なども必要で、総額1000万円程度というVIPしか参加できない大会です。
しかし、賞金総額は4億円と夢のある金額の賞金も用意されています。

この大会に出場して優勝することが男のカジキ釣りのロマンと言っても過言ではないでしょうか?

 

まとめ


今回はカジキ釣りについて紹介しました。
ぜひ皆さんもカジキ釣りをしてみてはいかがでしょうか?

公式インスタ:@kajiking55 

 

生前整理のやり方・することリストを大公開!メリットも紹介

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元気なうちに自分の身の回り(身の回り品から資産、人間関係など)を片付けておく「生前整理」。

遺族が行う遺品整理の労力を軽減します。

最近では、終活の影響もあり、30代から50代の若い世代で行う人が増えています。

この記事では、生前整理をするメリットと必要なリスト、生前整理をする上で重要な葬儀・供養準備の際に参考になる、

近年話題の世界一美しい供養方法「メモリアルダイアモンド」について紹介します。

生前整理が重要な理由とメリット

なぜ、若い世代が生前整理をする必要があるのでしょうか。

 

その理由は…

若いうちは引越しや子どもの独立など、生前整理のきっかけが豊富なので取り組みやすい点。 

また、身の回りが整理されると、思考や人間関係もクリアになります。

 

また、メリットは…

死後のための整理を若いうちに行うことで、生きている時間を改めて見つめ、今後の生き方に真剣に向き合えるようになります。

その結果、大切な人、必要なモノが判断でき、お金の使い方も変わり、人生を楽しく充実させることができます。 

 

また、生前整理の体験談を両親に話すことで、両親の生前整理を促すことも可能。両親と一緒に生前整理を行う人もいるそう。

 

生前整理のすることリスト

生前整理は、とても大きな片づけのため、労力と時間を要します。

そこで、まずは整理する事柄をリストにしましょう。

 

・持ち物
必要/不必要に分け、処分。迷う場合は保留コーナーを作り、移す。

 

・不動産

所有している土地や家屋など不動産のリスト化と名義人の確認。利害が絡むことも多いので、しっかりと整理することが重要。


・お金

相続する資産と生前贈与する資産に分けると便利。相続でトラブルが発生しやすい事柄のため、明瞭簡潔な整理を。

 

・デジタル

ネット上に登録しているサイトのIDやパスワードの一覧を作成し、必要ないものは解除。紛失しないよう入念に管理する。


葬式の準備

葬儀スタイルや、樹木葬や海洋散骨などの自然葬、メモリアルダイヤモンドなどの手元供養の中からどの方法を選択するかを決める。

 

オルタナティブな供養の方法「メモリアルダイヤモンド」

供養方法として、故人の遺骨や遺灰、遺髪から作製するメモリアルダイヤモンドに注目する方が増えてきています。

 

墓参りやお墓の継承をする必要のないメモリアルダイヤモンドは、現代のニーズにマッチしており、メモリアルダイヤモンドの需要は高まっているそう。

 

メモリアルダイヤモンドは、故人の遺骨や遺灰、遺髪から抽出した炭素を100% 近くまで精製し、自然環境を再現した装置で作製。

 

そのため、メモリアルダイヤモンドの特性は天然同様で、かけがえのない故人をそのまま表したように美しく輝きます。

 

メモリアルダイヤモンドは、身近で故人を弔える美しい手元供養なのです。

遺骨から作製するメモリアルダイヤモンドは価格以上の価値があります。

 

サイズやカラーによって遺骨から作製するメモリアルダイヤモンドの価格は変動しますが、遺骨から作製するメモリアルダイヤモンドの価格は285,000円から。

この遺骨から作製するメモリアルダイヤモンドの価格には、スイスのラボから日本のご自宅への送料も含まれています。

 

遺骨から作製するメモリアルダイヤモンドの価格を把握しておき、若いうちからコツコツ準備することで、親族に心配させたり負担させたりする必要がなくなります 。

まとめ

若い世代の生前整理は、きっかけも多数あり取り組みやすい点、必要不必要が明確になり、今後の人生を無駄なく円滑に歩むことができるようになる点が大きなメリット。

死後のための整理なので、葬儀や供養方法も一緒に考慮しましょう。

読みやすい文章を書くには?〜「言葉ダイエット」橋口幸生〜

 

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読みやすい文章を書きたい

 

レポートに追われている大学生やプレゼン資料を作らないといけないサラリーマンなど、

大概の人は文章を書く時に思うことだと考える。

 

しかし、明確にどうすれば良いのか漠然としていてわからないことも多い。

 

そこで、自分の読みやすい文章を書きたいという願望へ向けての備忘録的なイメージとして、「言葉ダイエット」を読んでみた。 

「言葉ダイエット」〜橋口幸生(著)

エントリーシート

就職活動をする人なら誰しもが書かざるを得ないエントリーシート

企業にいかに自分をアピールできるか、最初の関門でのある。

文面だけでいかに自分の人となりを伝えるには、文章能力が必要だろう。 

メール編

現代の情報社会では、チャットでコミュニケーションを取り合うことも増えてきているものの、依然根強く残っているメール。

しかし、いかに上手に端的に伝えられるかどうかは、メールの構成能力にかかっているのだ。

企画書編

 プレゼンテーションを行う機会は、サラリーマンだけではなく学生もあるのではないだろうか?

しかし、実際に細かくスライドをつくる作り方を教えてくれることは少ないだろう。


だからか知らないが、巷には沢山のプレゼンの指南書たるものがある。

だが個人的には、「読みやすい文章を書くスキル」を付ければ、小手先だけのプレゼン技術は必要ないと思っている。

人は、書くことと、消すことで、書いている

書くこと以上に消すことが、伝わりやすい文章を書く上で重要なことだ。

つまり、文章をいかに取捨選択出来るのかということである。

 

大事なことほど短時間で効率的に伝えなければ伝わらないため、要らない部分をそぎ落とす、つまり「言葉ダイエット」をしなければならないのだ。

難しい文章ほどヘタクソだ

難しい専門的な単語を使っているほど素晴らしい文章だと考える人もいるが、
決してそうではない。

「難しいことを難しくしか書けない」のは、筆者の文章能力がないからだ。

専門家同士の会話ならそれで構わないが、

全ての人に伝えるためには難しいことを簡単に噛み砕いていく能力が必要である。

 

では、どのように意識すれば読みやすい文章が書けるのか

それについて簡単にまとめてみた。

意識編

  1. 読んでもらえる前提を捨てる

    基本的に筆者はその文章に思い入れがあるため「その文章をきっと読んでくれるだろう」と考えるかもしれない。

    しかし、逆の立場つまり読者の立場になって考えてみよう。

    人の書いた文章は、面倒だから飛ばし読みをすることが多いのではないか?

    特に、エントリーシートはその傾向が顕著である。

  2.  発見したことや面白いと感じたことを、ありのままカッコつけず書く

    特に就職活動の時に必要なエントリーシートを書く際に、

    「どうせ話すならカッコいい成功体験を語ってアピールしたい」

     
    と考えるだろう。

    しかし実際に面接官が読みたいことは、綺麗事ではなく
    「その人しか体験できないような特別な体験」のことだ。

    いかに、ありのままにかっこ付けず伝えられるかどうかが良い文章を書くための大切な材料となるのだ。

  3. 読みやすい文章をマネる

    一番簡単な方法は、上手な文章のマネをすることだ。

    自然と自分の身に染み込むまでマネると、自分の文章自体が上手になっていくだろう。

    恥ずかしがらずに、プライドも捨てて先人のマネをしてみよう。
    しかしながら、コピペ は厳禁だ。

 技術編

  1. 一文一意で40〜60字以内に抑える

    文章が長くなりすぎると、主語と述語の関係が不明瞭になってしまうためである。

    出来るだけ端的に伝えるためには一文(40〜60字以内)で一つの内容しか書かないことがオススメだ。

  2. 修飾語禁止

    修飾語は、定義が曖昧なものが多いので読み手と書き手とで解釈が違うことがよくある。

    そうなると、トラブルの元になりかねない。

    だから修飾語は出来る限り使わないようにしよう。


    例)「洗練されたデザイン」:どんなデザインが洗練されているのか人によって考え方が違う。

  3.  カタカナ語など専門的な言葉禁止

    基本的に難しい印象を与えるカタカナ語

    多用しすぎると何を言いたいのか読者に伝わらないことがある。

    だから、簡単な日本語に置き換えることが必要である。

  4. 構造が命

    特にメールの時に問われることであるが、一つの書類やメールで内容が完結することが必要である。

    なぜなら、すぐに情報は新しくやってくるため、読者も色々な所に情報を書かれると混乱するだろう。

    だから、それを読むだけで内容が分かるよう「導入・展開・まとめ」を意識する必要がある。

  5. とにかく読みやすい大きな字で 

    プレゼンのスライドやメールで特に言えることだが、細かい字で書かれると読む気が失せるだろう。

    読んでもらうためには、大きな字の方が分かりやすい。

感想

自分は、歯学部に通っているため、歯の専門的な名称などを習うことが多い。

また、生物の専門的な言葉なども勉強している身である。

 

しかしながら社会人となって専門的な仕事をした際に、

一般人である患者にいかに専門的な言葉を使って習ってきたことを説明する能力は、
勉強が出来る・出来ないとはまた違った能力だと考える。

 

だが、最近の若者はSNSの普及により、本など長文を読む機会が減っていると示唆されている。

また、分からない単語や言葉があればすぐにググる(ネット検索をする)ことで知識を得ることが出来る。

 

しかし、そのググった知らなかった言葉を相手に伝えることは、これからも必要になってくる能力である。

 

そのためには、「いかに文章能力を向上させて相手に説明できるか」が鍵となってくる。

 

だからこそ相手に説明する能力は、著書で書かれていることを意識するとだいぶ結果が変わってくるだろう。

これからも日本語教師や家庭教師などの「教える」という経験を通じて「伝える能力」を付けていきたい。

 

参考文献 

読解力低下はSNSのせい?文章の能力が可視化される時代になっただけ!?(ABEMA TIMES) - Yahoo!ニュース

  

どうして学生は質問しないのか?〜「ものの見方、考え方」外山滋比古〜

 

今回は、「なぜ学生は質問しないのか?」というテーマで、少し学生目線から何かを教えている人へ向けてのメッセージを記していこうと思う。

(筆者は、大学生という立場であるものの塾講師や日本語教師として学ぶだけではなく教えるという立場にも立っている。
今までとは違うことに挑戦するうちに質問をすることへの難しさなどを肌で感じている。) 

ものの見方、考え方〜外山滋比古(著)

作者は、著書で「どうして学生は質問しないのか?」など幅広く教育について語っている。

その中で個人的に心に響いた内容を抜粋する。

なぜ学生は質問しないのか? 

教えている立場に立っていると、「このこと分かっている?」と質問すると大概の生徒は「はい」と答えるだろう。

しかし、本当に分かっているのかどうかは怪しいことが多い。

少しその内容を質問するとやっぱり分かっていないということもしばしばある。

そこで疑問に思う教員もいるのではないだろうか?

 

なぜ質問しないのだろうか?

この質問に対して筆者は以下のように述べている。

質問することは能力がいる。

相手の言うことに疑問を抱き質問するのは問題を解くときと別の頭の働きが必要だからだ。

質問力を身につけるには「ものごとを疑い、自分の見方、考え方を磨く必要がある。

 質問するということは自発的な意志と、創造力が必要なのだ。

しかし、今の学校教育では教員が積極的に知識を教え続ける受け身の学習が取られている。
そのような学習方法では自分の意志で質問する能力は身に付かないだろう。

このことを同じ著者の本である「思考と整理学」で、筆者は「グライダー人間と飛行機人間」という例えを用いながら今の教育では受け身の学習で創造力が身に付かないと懸念している。

 

日本語は全て全角の大きさであり、縦書きで上→下へ読めるものとして発達した?

日本語は平仮名もカタカナも漢字も全て全角のマスに収まるようになっている。

一方英語などのアルファベットは、大文字や小文字があったり「m」や「n」によって横幅が文字によって違ったりする。

日本語の漢字などは特に辺を左側に書き、その後につくりを右側に書くという上→下に書きやすい文字になっている。

 

また、よく校正を生業としている人は横書きの文章を読むときに定規で次に読む文章を隠している行為を見たことはあるのではないだろうか?

これは、横書きだと今読んでいる行からその次に読む行へ目を移す時に流れが切れてしまうことを防ぐためと言われている。

日本語は本来横書きではなく縦書き用に進化してきた。

しかし、外来語など外国の文化や言葉を取り入れて行く中で横書きの方が優れているだろうと判断されて横書きがよく使われるようになった。

数字や英文も織り交ぜながらメモしたい場合は、やはり横書きがいいと思うものの一般的な本(小説や随筆など)を読むときはやはり縦書きがこれからも主流になるだろう。

感想

自分は最近、生徒側として先生側として教育に携わる機会が多い。

だから、なかなか質問しにくい生徒の気持ちもよく分かる。

なぜなら自分自身も質問をすることには少し抵抗があるからだ。

「こんなことも分かってないのかと思われるのは恥ずかしいな」

「何から質問すればいいのか」

など考え巡らせているうちに面倒になって結局「わかってます」と答えてしまった時もあった。

 

しかし、それは凄く勿体無いことだと思う。

「分かっていないから教えてもらうのだから分かっていないことは当然だ」

と割り切ることで、今まで知らなかった知識を手に入れることが出来る嬉しさを体感してから考え方が変わっていった。

だから私は、分からなかったら些細なことでも質問しようと思っている。

そうすると、今まで分かっていたと思っていた内容でも知らない情報や知識を教えてもらえるきっかけに繋がることもあるだろう。

 

教える立場になってあまり活発に話さない生徒や外国人などと接することもよくある。

そんな生徒とは、趣味など共通のものごとを見つけてそこから会話を弾ませることで「質問しやすい環境」を作る必要があると考えている。

また、「積極的に教えすぎる」のも禁物だ

自分のペースで授業が進むと思ったら大間違いだ。

じっくり考えるタイプの生徒だったら一緒に考えて、それでも行き詰まっていたらヒントを出すなど生徒のペースに寄り添うことも重要だと思っている。

 

 

また、最近のニュースでは教育を数値化しすぎである問題が浮上してきた。

なんでもテストをして能力を数値として測ろうとしている。

その数値によって学校も塾も親も一喜一憂している傾向にある。

その結果、テストのデータを良くするために成績が良い人たちしかデータに入れない「上澄みすくい」などの不正が横行してしまい、

「ひとりひとりの能力を向上させる」という本来の教育の目的から離れていってしまっている。

 

このことを「欲ばり」な学校教育を続けるのか 平成の教育史を振り返る(妹尾昌俊)では、

学校の幅広い目標を犠牲にしてテストそのものに注力しようとするなど、ねじれたインセンティブを生むようになってしまう」

と紹介されている。

 

生徒のペースに寄り添い、テストの数値にこだわらず長い目で俯瞰して生徒を見続ける。

それらが出来るようになるためには、私自身日々勉強をしていく必要がある。

しかし、教えることはとてもやりがいのあることだと思っている。

 

今の環境を大切にしながら、様々なことに挑戦していきたいと考えている。

 

参考文献

「欲ばり」な学校教育を続けるのか 平成の教育史を振り返る(妹尾昌俊) - 個人 - Yahoo!ニュース

なぜ日本語は難しいのか〜「日本語の宿命」薬師院仁志〜

 

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 今回は、日々私たちが何気なく使っている日本語について考えてみる。

しかし、平仮名・カタカナ・漢字の3種類を使いこなすのは日本語を母語として使う私たちにとっても難しいことだ。

 

外交官などの専門職を養成する米国務省機関である外務職員局の調査によると

日本語は、難易度カテゴリーの最高位であるカテゴリー5に、アラビア語・中国語・韓国語とともに含まれている。

カテゴリー5は2200時間(約2年)の勉強が必要であるようだ。

 

そこで、「なぜそんなに難しいのか」を日本の学問の歴史を通じて学んでいきたい。

(筆者は最近、外国人に日本を教えるボランティアをしている。
なかなか楽しいもので日々そんなこと考えていなかったような事も論理的に説明しなければならない新鮮さがとても楽しいと感じている。)

 

「日本語の宿命」薬師院仁志(著)

この本は、外来語を受け入れる力量が高い日本語の、外来語を取り入れた歴史による弊害が事細かに例を挙げながら説明されている。

 

 

時代は、文明開化と呼ばれた明治時代に遡る。

日本の技術や文化を向上させるために、
明治時代の学者たちは外国の言葉を積極的に取り入れ、それに日本語訳を当てはめて文学に浸透させ始めた。

 しかし、色々な学者が同時期に様々な外来語を盲目的に訳し取り入れたため、
日本語との概念の相違がどうしても拭えなかった。 

だから同じ語源でも日本語では別々の意味となって浸透し、明確な定義がわからなくなってしまったのだ。

 

このように日本語の難しさは、外来語を取り入れやすい言語であるため、西洋の学問をいち早く取り入れて日本を発展させるため積極的に取り入れた明治時代の混沌によるものであるのだった。

また日本語自体も元々漢字を用いて作られた言語であるため余計、難しくなったとも言える

 

よって、日本人でもきちっとした定義が分からず曖昧なまま取り入れているのが現状のようだ。

 

その例をいくつか挙げておこう。

 

個人とは?

個人というと、自分一人というイメージをする方もいらっしゃるかもしれない。

しかし、個人は自分一人の意味だけではないのだ。

 

 個人

 国家や社会、また、ある集団に対して、それを構成する個々の人。一個人。「個人の意思を尊重する」

 所属する団体や地位などとは無関係な立場に立った人間としての一人。私人。「私個人としての意見」

[補説]英語 individuale の訳語は「一個の人」から「一個人」を経て明治中期、「個人」に定まったらしい。  

個人(こじん)の意味 - goo国語辞書

 

 自分一人としての「individual」の訳語として広まったものの、
「個人」という言葉には、「集団に束縛されない一匹狼的な態度であり、特定の身分や階級に属する人間」という意味もある。

 

だからこそ、日本でよく「個人タクシー」や「個人旅行」という言葉を耳にする。

「個人タクシー」は、集団つまり会社に属さず自分で営業しているタクシーであり、
また「個人旅行」は、何もひとり旅という意味ではなく家族で自ら予約を取って旅行するものであるのだ。

 

個人主義と利己主義の違い

個人の定義を引用すると…

個人主義」は自己の個性の発展のために他人の個性も尊重する、

特定の身分・階級に属する人を大切にする考え方

その一方で利己主義は、

自分自身や自分の周りの人たちの利益を中心とする考え方

 利己主義は外来語を使って表すと「エゴイズム」と呼ばれることもある。

このように、実はだいぶ考え方に相違点があるのだ。  

感想

同じ語源でも外来語として日本に取り入れられた時に意味が変化してしまい、

元々の意味がどっかいってしまったことも少なくない。

しかし日本語は外国の文化をいち早く取り入れることで技術や文化を向上させて、一端の島国でも世界の先進国の仲間入りを果たしたのであろう。

日本人の勤勉さや様々な国の発達した学問を学ぼうという熱心さがそうさせたのかもしれない。

 

あながち、色々な国の言語を取り入れるのに最適な言語であるのだろう。

そのような言語は、考えれば考えるほど奥深いのだ。

なんせ、様々な国の考えや歴史が詰まっているのだから…

 

参考文献

European Language Map Reveals the Hardest Language to Learn

バイオロギングって何それ、バイキングじゃないの?〜「ペンギンが教えてくれた物理のはなし」渡辺佑基〜

 

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 今回は、物理の謎めいた話をバイオロギングの世界から深掘りしていこうと思う。

しかし、この本を読むまでバイオロギングという言葉すら聞いたことがなかったものの…
「ペンギンが教えてくれた物理のはなし」を学校の国語の先生がオススメにあげていたため、読んでみようと思ったのがこの本と出会ったきっかけだった。

(著者は理系で大学受験をしたものの生物選択で普通に生物の方が断然得意です。物理の知識は基礎段階で脱落いたしました。)

「ペンギンが教えてくれた物理のはなし」渡辺佑基(著)

第1章から第4章まではバイオロギングにより研究した動物の生態や研究の苦悩などが占めている。

バイオロギングとは…

BioLogを組み合わせた造語であり、動物に装着して人間ではなく動物自身がデータを集める事の出来る記録計のことである。 バイオロギングは元々ペンギンがどのように海に潜って餌を取っているかを観察するために作られたもの。

バイオロギング - Wikipedia

バイオロギングによって集められたデータによって、どのように自然環境で様々な動物が適応しているかをわかりやすく説明されている。

 

例えば、マグロは時速80kmで泳ぐとひと昔前の本では記載されているものの、

実際にバイオロギングによりマグロに記録計を取り付けたデータによると平均して10km前後でしか泳いでいない。

確かに瞬間の速度だと平均の3〜4倍のデータが得られたが、それでも時速80kmという数字はどこにも出てこない。

海の動物は水の中に生息しており、陸上の動物よりも水の抵抗を受けやすいため、泳ぐスピードはチーターの時速90km前後よりかは遥かに衰える。

 

また筆者は、バイオロギングの研究に明け暮れていた。
実際に動物に小型カメラを取り付けて回収するバイオロギング。
自然との戦いだからこそトラブルだけらだが、それでもめげずに研究に突き進む筆者の直向きさも書かれている。

 

第5章ではいよいよ物理チックなお話になる。

実際にバイオロギングにより得られたデータでいかに効率よく鳥は飛んでいるのか、海の中の動物はいかに効率よく泳いでいるのかなどを数字で示しているのだ。

少し物理基礎の内容(等加速度運動・エネルギー効率の計算etc.)も登場してきているが、そこまで忘れていたり知らなくても基礎的なレベルまで下げてくれているので、分かりやすい。

翼の生み出す揚力は「(空気の密度)×(翼の面積)×(速度)の二乗」

自然界の鳥たちにとって飛行速度を遅く出来ることは獲物を見つけやすかったり上昇気流に乗りやすかったりするメリットが大きい。 

そうするには、翼の面積を広くすることで同じ揚力でも速度が遅くなる。

また、逆に翼の面積を狭くすると速度は速くなるため、獲物を追うときや急降下する時には翼を縮めるのだ。

自然界の鳥たちはその物理の内容が体感して分かっているのだ。

 

このように、この本は物理の話によって動物がいかに効率よくエネルギーを消費しているのかが改めて実感できるきっかけになっている。

感想

今までバイオロギングとは何かすらもさっぱり分からず、

すぐに食べることを想像してしまう食い意地の張った人間なのでタイトル通り「バイキング?」かとも思ってたが…

今まで実際に動物の生態を全て追えなかったため、観察できる「断片的な生態」をつなぎ合わせるしかなかったことでも、

バイオロギングにより「総括的な生態」を観察できるようになったため、今まで分からなかったことも発見されており、とても希望のある研究だと感じた。

 

しかしながら、動物の生態は摩訶不思議である。

まだまだ、動物の生態は全て解明された訳ではない。

動物は自然の環境の中でそれぞれ適応(適応放散・収束進化etc.)してきた。

そのことを解明することで自然の方程式に照らし合わせることで、私たちの生活に応用できるようなこともたくさんあるだろう。

 

例えば、「ヤモリの足」の原理を応用した「粘着テープ」

細い突起がたくさんあることで壁とファンデルワールス力という弱い分子間力が働くことで粘着するという仕組みである。

このヤモリの足を参考にすると、強度はとても強いものの簡単に剥がすことが出来るという優れものの粘着テープが開発された。

(ヤモリの足が永遠と壁にくっついてしまって離れなかったら、歩けないですもんね)

足の裏に細かな毛が1平方メートル当たり10万~100万本の密度で密生しており、さらに先端が1001000本程度に分岐した構造を持つことが分かった。

先端の分岐した毛の密度は、同10億本以上。

この細かな毛の11本が、対象物に極めて近い距離まで接近するため、原子や分子間に働くファンデルワールス力によって接着する。

 

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このように、生物や植物などの持つ構造や仕組み、形状などを工業製品に応用しようという生物模倣技術(バイオミメティクス)の研究や製品展開が急速に盛り上がっている。

しかし、私はその根底には生物を観察するバイオロギングの力も必要になってくると思っている。

 

私たちの生活をより豊かにするのにバイオロギングがひと役買う時代がやってくるだろう 

ペンギンが教えてくれた 物理のはなし (河出ブックス)

ペンギンが教えてくれた 物理のはなし (河出ブックス)

  • 作者:渡辺 佑基
  • 発売日: 2014/04/14
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

 

参考文献

「ヤモリの足」から生まれた最先端のテープ :日本経済新聞

ヤモリに学び、ガをまねる 未来型モノ作りの胎動 :日本経済新聞

ペンギンが教えてくれた物理のはなし [2020読了本]|Penguing - ぺんぎんぐ -|note